新型コロナの影響で宿泊客が減ったホテルの空いたスペースを勉強場所として活用するサービスが始まっています。
斉藤俊幸記者「こちらのホテルではコロナ禍で空いた場所を活用し、学生向けのあるサービス行っています」
広島駅の目の前にある「ホテル川島」。去年、新型コロナの影響で客室稼働率が前年の50%以下になりました。
川島千晶支配人「レストランが終わった後、人けのないホテルが寂しく感じました。何かをはじめようと息子と考えていて」
大学受験に挑む息子の意見を参考に、5月から朝食会場のレストランを自習室として提供しています。
支配人の息子 川島壮一朗さん「塾の自習室に行こうと思ったらいっぱいで、結局何もせずに帰ってきてしまうということもあったので」
自習室は会員制で、朝食の営業が終わった午前10時半から午後10時半までの12時間を365日いつでも月額1万3200円で利用できます。
自習室を使う生徒「帰り道にちょうどあってとてもいいなと思ったし、とても静かで景色もいいし、自分のペースで勉強できるのですごくいいなと思います」
会員の定員は約30人で中学3年生から高校3年生までが対象だということです。
川島千晶支配人「あそこで勉強したよねって思い出してもらえる故郷みたいな場所になればいいと思います」