モデルナ社のワクチンに異物が混入し使用を見合わせている問題で、厚生労働省は異物は製造機器のステンレス片だったと発表しました。混入したステンレスは極めて小さな粒子状で、筋肉内に注射されても「健康上の危険性は低い」としています。
接種後死亡した男性の父親「金属だったというだけで十分。これから先こういうことが起こりうる可能性があるという発信を強くしてほしかった」
東広島市に住む男性(30)は8月22日、現在は使用見合わせの対象となっているワクチンを接種し、その3日後に死亡が確認されました。
遺族によりますと男性は8月31日に解剖され、その結果「死因不詳」と報告を受けたということです。
接種後死亡した男性の父親「不審死扱いだったらそれに対しては原因があるはずです。ないって書かれたらこの紙なんかいらない。じゃあうちの息子は何で死んだんでしょう」
男性の父親は国に対し、男性の死亡とワクチンとの因果関係を究明するための調査や接種後の経過観察の徹底などを求めています。