これからの時期、新型コロナとの同時流行が警戒されているインフルエンザ。どう備えればよいのでしょうか。
新型コロナの感染が拡大して以降、去年までは起きなかったインフルエンザとの同時流行ですが、この冬それが心配されるワケとは…
三上内科医院 三上裕一郎院長「(インフルが)2年間も流行しなかったことはかつてなかったですから、我々の免疫力が極端に下がっている可能性はあると思います。今年6~7月、オーストラリアあたりで非常に流行ったので半年後にこちら冬になりますよね。そういう時に流行してくることがある」
感染対策に有効なのがワクチン。
広島駅近くの三上内科医院では、17日からインフルエンザの予防接種を行っています。
三上院長「特に予約の必要もないので、割と皆さんコロナと違って気軽にインフルエンザのワクチンは受けておられるようですね」
新型コロナの「第8波」に備え、オミクロン株に対応するワクチンの接種も始まっていますが…
Q.同時接種は可能?
三上院長「はい、可能です。それはできるんですけど、両方受けるのはそれなりに(副反応など)負担にはなるから別々に打った方が楽ではある」
新型コロナとインフルエンザワクチンの同時接種は7月に開かれた国の審議会で議論され、安全性に問題がないとして実施が可能となりました。
インフルワクチンを接種した人「(コロナワクチン)4回は済んだんです。今回はインフルエンザ、もうちょっと時間がかかると思っていたがすぐしましょうかということで(同時流行は)怖いですね。私は病気があるからなるべく気を付けるようにしている」
三上医師によりますとインフルエンザは年末から年明けにかけて流行る可能性があり、ワクチン接種は11月中に済ませると安心だということです。
三上内科医院 三上裕一郎院長「コロナとインフルの同時流行は十分に考えられる。まだまだ発熱患者・陽性者もおられるので、決して沈静化したわけではない。なおかつインフルということになってくると本当に怖いですから、感染予防をこれまでどおりしっかりしていただければと思う」