西日本豪雨で被害を受けた呉市天応地区で、小学生が防災意識を高めようと一泊二日の宿泊訓練を行いました。
21日、呉市の天応小学校には日が暮れているにも関わらず続々と登校する子どもたちの姿が…
災害時の避難所生活を体験する宿泊訓練に参加する4年生の児童たちです。
防災の授業で学んだ「防災リュック」を実際に使ってみたいと児童自ら企画しました。参加児童は29人。持参したリュックの中身はそれぞれです。
防災食を食べる児童「おいしい。避難するときに食べやすそうだから」
夕食後、避難時に役立つ新聞紙スリッパのつくり方を学んだあと、この日の寝床となる段ボールベッドを組み立てに挑戦です。
「こう重ねて、ここで折って完成!」
初めての組み立てに苦労しながらも無事完成!その寝心地は?
ベッドに寝転ぶ児童「意外と寝心地良い」「すごいねぇ、段ボールベッド初めて」
翌朝…朝食も持参したものを食べた子どもたち。授業だけでは感じられない“備え”の大切さを学びました。
「もうちょっと要るものを工夫してもし避難生活になったときのために整えたい」
「どんな時でも防災リュックをきちんと用意しておきたい」
「今回学んだことをみんなと協力しながら避難生活になった時に生かしたいと思います」
初めての避難所体験、児童たちは感じた課題を話し合い、地域住民に向けた防災ポスターを作るということです。