1カ月前に比べて約2倍…新型コロナ第9波?現状を取材 広島

広島

新型コロナ5類へ移行した1カ月前と比べると2倍近く増えています。現状を取材しました。

「やっぱりコロナでしたね。ここ2本ラインがはいっているからコロナ感染です」軽い風邪の症状で受診した40代の男性。初めてコロナ陽性になりました。職場で近くの席に座る同僚が感染していたといいます。

広島駅近くの病院でも先月下旬から感染者が増えているそうです。

三上内科医院 三上裕一郎 院長「それまでは1週間に1人いるかいないかくらいだったんですけれども、先月下旬からはほぼ毎日出ているような状況です。発熱患者が4,5人来られるとして、その中の1人か2人(がコロナ陽性)」

患者は2,30代が特に多く、症状は風邪とかわらないといいます。専門家の中では今の感染拡大を第9波ととらえる人もいるのだとか…

三上裕一郎 院長「一番ふもとからちょっとあがってきて3合目くらいにかかるくらいのところではないでしょうか。これがどんどんあがっていくのかそうでもなくてフラットにいくのかはわからないですよね。みなさんの過ごし方だと思います」

Q今後の見通しは?

三上裕一郎 院長「これから夏に向けてエアコンを付けるようになります。そうすると換気をすることがほとんどなくなってくるのでそれがやっぱり怖いんですよね。去年も真夏と真冬にすごい波が来ましたので、それはエアコンをつけるから、換気しないからというのが原因だったと思うんですよね。ですからこの夏もまた同じことが起きるんじゃないかということを危惧しています」

湯崎知事も定例会見で「緩やかな増加傾向。今後の感染動向は注視する必要がある。引き続き手洗いや換気といった基本的な感染対策に取り組んでほしい」と注意を呼びかけています。