西日本豪雨から5年 広島県内各地で追悼行事

広島防災・災害

広島県内で大きな被害が出た西日本豪雨から、6日で5年です。各地で追悼行事が行われています。

2018年7月に発生した西日本豪雨では、県内で関連死43人を含む152人が亡くなりました。今も5人の行方がわかっていません。

4人が犠牲になった呉市安浦町の追悼式には、遺族や住民ら26人が参列し、犠牲者の冥福を祈りました。

父親を亡くした高取久美子さん
「時間はかかりましたけど、心境の変化というかここに戻ってまた再スタートできたらいいなと。お父さんが好きだった場を守り抜いていければいいなと。」

広島県警は、約200人を動員し、4つの河川とその河口などで行方不明者の捜索を行っています。

災害後、県は緊急的な対策として170カ所で砂防ダムなどの建設を計画し、そのうち169カ所が完成。残る1カ所も2023年度中に終わる見込みです。

また、仮設住宅などでは、2023年2月、最後の世帯が退去し建設型の仮設住宅は全て撤去されました。