2018年の西日本豪雨で土石流が発生するなど大きな被害を受けた呉市の天応地区。災害を経験した中学生たちが手作りのハザードマップを発表しました。
呉市の天応学園では西日本豪雨で被災した経験をつなげようと、防災とまちづくりを考える取り組みを行っています。
生徒たちが発表した手作りのハザードマップは土砂崩れや地震が起きたときに孤立する可能性がある危険な場所などがまとめられています。
ワークショップでは災害時を想定した防災すごろくを体験しました。
防災バックの準備など日ごろできる備えや、災害直後の避難など災害にまつわる行動がテーマとなっています。
生徒「災害が起きた時のことも考えつつ、楽しくできたのでよかった」
呉市天応地区では西日本豪雨で12人が亡くなり、多くの人が避難生活を余儀なくされました。。
当時の記憶は能登半島地震の被災地と多くが重なります。
生徒「自分も(被災を)経験しているから気持ちが分かるし、水のことで困ったから困ってるんだろうなと感じた」「自分たちで通っていい場所などを記憶しておくのはとてもいいことだと思う」
生徒たちが作ったハザードマップは周辺の地域に配る予定ということです。