白昼の商業施設“刃物男”を現行犯逮捕 廿日市市

広島

30日昼すぎ、廿日市市の商業施設で刃物を持った男が女性客を脅して現金を奪う強盗事件がありました。

容疑者の男が確保された瞬間をとらえた映像です。駆け付けた警察官に対し素直に応じている様子が伺えます。

午後1時ごろ、廿日市市新宮の商業施設から「刃物を持った男がいる」と警察に通報がありました。

橋本理香子記者「捜査員らが中に入っていって物々しい雰囲気が漂っています」

廿日市市の無職の男(38)は買い物に来ていた大学生の女性(22)にナイフを突きつけて財布から5000円札と小銭を奪った疑いが持たれています。

現場は1階のイートインスペースで、女性はその場に座っていたということです。

娘が現場にいた女性「娘の友達が食事をしていたら、その後ろで犯人が若い女の人に刃物を突き付けて『他の人は出て行け』と行ったらしい」

警察がかけつけると、容疑者の男は女性に背後からナイフを突き付けた状態だったということです。

女性から離れてナイフを捨てるよう説得を続けると、発生からおよそ15分後、刃物を捨てたため警察が強盗容疑で現行犯逮捕しました。

女性や店内の客にけがはありませんでした。

容疑者の男は当時、現金7万2000円を所持していたということです。調べに対し「間違いない」と容疑を認めていて警察は詳しい動機や経緯を調べています。