尾道市の70代の女性がマダニ類にかまれたことが原因とみられる日本紅斑熱で死亡しました。県内では今年初めての死亡例です。
県によると尾道市の70代の女性は5月26日に発症し医療機関に入院しましたが、28日に死亡したということです。
県が検査したところマダニ類に咬まれたことで感染する日本紅斑熱に感染していたことが分かったということです。
女性は庭仕事をしていて左足のすねにマダニとみられるさし口がありました。
この感染症は病原体を持ったマダニ類にかまれると2日から8日の潜伏期間ののち発症。高熱が出た後に米粒から小豆ほどの紅斑が出ますが、かゆみや痛みはないのが特徴だということです。
県はマダニ対策として屋外で作業するときは長袖などで肌を覆うよう呼びかけています。