タクシードライバー不足の解消に向けて一足先に東京などで導入されていた「日本版ライドシェア」。5月31日に県内第一号が街に繰り出しました。
広島市や廿日市市の一部など広島交通圏での運行が予定されていて、フロントガラス上部のランプなどライドシェアと表記された車両が利用客を迎えに行きます。
運賃は乗車前に行先によって決まり、キャッシュレスで支払います。
ドライバー「緊張はあるが期待感が強い。地域のお客さまの足となって安全運行に努める」
全国的に課題となっているタクシー運転手不足…
中国運輸局によると広島交通圏の場合、月曜日から木曜日の午後4時から7時の間で100台、金曜日や土曜日の午後4時から翌日の午前3時までの間で220台のタクシーが不足します。
日本版ライドシェアでは運行管理するタクシー事業者が国から通知された曜日や時間帯のみで運行が認められていて、運転手不足の解消に繋げたい考えです。
県タクシー協会 信原 弘会長「天候や忙しい時間帯に利用して使ってもらえばライドシェアが認識される安心安全で行っていきたい」
県内では5月30日時点で15社が許可を受けて、中国運輸局は今後も順次許可を出していくということです。