広島市は5日、被爆80年となる来年へ向け、AIを活用した被爆伝承の装置を製作する方針を明らかにしました。
AIが質問を認識し、事前に収録された5人の被爆者の証言が画面に再生される仕組みを目指しています。
5台を制作し原爆資料館や国立の追悼記念館に常設するほか、学校などへも貸し出しされる予定です。
広島市松井一実市長「被爆者の高齢化が進んでいる。AIを使って証言者の思いをあらかじめフォローして操作することで近い答えができる」
広島市は債務負担行為として6820万円を補正予算に盛り込み、18日に始まる市議会に提出する予定です。