家庭でいらなくなったものをフリマアプリ「メルカリ」を使って再利用する取り組みが始まりました。
ヤクルトの宅配サービスを利用している三次市の黒田良子さんは約80年間営んできた陶器店を4月に閉め、売れ残った食器などを手放すことにしました。
普段から付き合いのあるヤクルトの販売員に手渡すことで、安心して不要なものを回収してもらうことができます。
黒田良子さん「一度には難しいから少しずつ持って帰るからと言ってくださって助かります」
回収したものはヤクルト山陽の営業所に持ち込まれ、フリマアプリ内のメルカリショップスに出品されます。
絵本や着物などさまざまな家庭の不用品が回収されていました。
出品作業はヤクルト山陽が行います。黒田さんから預かった食器は5点セット1300円で出品されました。
ヤクルト山陽リユースチーム 天野貴美子さん「私たちが今取り組んでいるのは環境問題で、捨てるを無くすということに取り組んでいるのでまずはそこから」
負担を減らしリユースへとつなげる全国初の実証実験。売り上げは社会貢献活動や地域の活性化などに使われます。
広島県三次市 福岡誠志市長「大量生産、大量消費から一つの資源を大事にするということをもっともっと行政としても広げていかなければいけない」
実験は来年3月まで三次市と安芸高田市で行われる予定です。