型式指定をめぐる不正を受け、マツダに国土交通省が立ち入り検査に入りました。対象車種を取り扱うレンタルショップを取材しました。
太田朱香記者「午後1時すぎです。立ち入り検査のため国土交通省の職員4人がマツダ本社に入ります」
国交省はこれまで不正が明らかになり今も生産を続けていた2車種について出荷停止を指示し、マツダは6日に生産を停止していました。
立ち入り検査では事実関係などの確認などを行い、今後認証への適合性を判断する見込みです。
マツダでは5車種で衝突試験で試験車両を不正に加工したり、出力試験でエンジン制御ソフトを書き換えたりするなどの不正行為をしていたといいます。
東広島市でキャンピングカーを中心とするレンタルショップで人気を集めているのが、マツダのオープンカー「ロードスターRF」です。
不正が明らかになった約1万1千台のうちの1台で、マツダは安全性には問題がないとしています。
レンタルフラッグ 村上敏和代表「このロードスターという車は、走る曲がる止まるにこだわって作られた車だと思いますね」
コンパクトな車体に軽快なハンドリング、電動で屋根が開閉するなど普通のレンタカーとひと味違ったドライブを楽しむことができるといいます。
レンタルフラッグ 村上敏和代表「瀬戸内海をバックにしまなみ海道とかオープンで走っていただけたらなと思います」
村上さんは以前、自動車メーカーで開発に携わっていた経験があります。開発時間の半減を指示されるなど苦労があったといいます。
レンタルフラッグ 村上敏和代表「本当に残念なニュースだなと思いました。エンジニアも認証を得るために頑張ってくださったと思うんですけど、企業姿勢が出ているのかなと思います」