暴力行為などで生徒が相次ぎ逮捕 広島県の教育長が危機感示す

広島

広島県の篠田智志教育長は14日、県内の学校で暴力行為により生徒が逮捕される事案が相次いだことを受け、危機感を示しました。

篠田智志教育長「重く受け止めなければならないと思っております。未然防止、それから再発防止の取り組みが非常に重要であると考えております」

広島県内の中学校では教師やスクールサポーターなどへの暴力で生徒の逮捕が相次いでいます。

校内暴力行為の発生件数は年々増加していて、県内の小学校では2018年度と比べ、4年間で約2倍に増加しています。

県教委はコロナ禍で人間関係づくりに支障がでたことや、些細な事案でも報告するよう通知していることなどが増加の原因としています。

生徒同士が積極的に意見を交わす機会を増やすことや、スクールカウンセラーなど関係機関との連携を強めるよう、市町の教育委員会に指導しているということです。