公印を無断使用か 工事認可の不適切処理 知事が謝罪 広島

広島

知事の公印が無断で使用されるなど工事の認可が不適切に処理された問題で湯崎知事が謝罪し、再発防止を進める考えを示しました。

湯崎英彦知事「県民の皆さまには心からおわびを申し上げたい。実際にどうやってそれをすり抜けたかがよくわかっていないので、十分に検証していく必要がある」 

県は2021年4月から去年12月まで、埋め立て工事など47件の許認可について65件の不適切な処理があったと発表しています。

いずれも港湾振興課の40代男性主査が知事の公印を無断で使用するなど、幹部の決済がない手続きや文書の偽造があったとしています。

湯崎知事は「県民の不信感を高める行為だ」とし、公印の無断使用など組織的なチェック態勢を分析し、具体的な再発防止策を図るとしました。