同居女性に暴行し死亡…男の初公判 「自傷行為をやめないことに怒り」 広島地裁

広島

尾道市の自宅で同居する女性に暴行を加え死亡させた罪に問われている男の初公判が開かれました。

被告の男(66)は去年8月、尾道市の自宅で同居する内縁関係の女性(当時66歳)をほうきの柄で複数回殴り死亡させた罪に問われています。

初公判で被告の男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察側は「3、4年前から内縁の妻の物忘れが増えたことによる言動に腹を立てて犯行に及んだ」などと指摘しました。

一方、弁護側は「犯行を後悔している」などと情状酌量を求めました。

また、被告人質問で内縁の妻に対し「自傷行為をやめるよう何度注意してもやめないことに怒りが込み上げた」と証言しました。

判決は25日に言い渡される予定です。