広島県がロシアに送付した核実験の中止要請文へロシア大使館から異例の返書が届いたことが分かりました。
県によると4月、駐日ロシア大使館を通じてロシアのプーチン大統領へ核実験の中止要請文を送付していましたが5月、返書が届いたということです。
返書には駐日大使名で「現在の日本は軍備管理の分野で指導的な役割を果たす立場にありません」としてアメリカの「核の傘」に依存していると批判しています。
さらにこのような状況では県の中止要請を「注目に値するものと考えません」と県の要請文も含めて返書があったとしています。
これまでの要請文や抗議文についてロシアから返書が届いたことはなく、県はあらためて大使館とプーチン大統領宛に核実験の中止要請文を送付したということです。