中国電力の株主総会が開かれ、株主が提出した脱原発を訴える議案は否決されました。
中国電力は福島第1原発事故後の2012年1月から停止している島根原発2号機について、12月の再稼働を目指し準備を進めています。
26日の株主総会では、中国電力から島根原発2号機の再稼働に向けた安全対策工事の状況などが説明されました。
株主からは能登半島地震を踏まえ活断層を徹底調査することや、使用済み核燃料の再処理を行わないことを求めた議案などが提出されましたがすべて否決されました。
株主「(島根原発2号機は)事故をおこした福島第一原発と同じ型の沸騰水型原発。理解を得ながら進める原発の原則を考えると再稼働を急ぐ必要はない」
島根原発3号機については、2028年度をめどに安全対策工事を完了させ、2030年度までに稼働させることを目指しています。