就寝中の母親を包丁で刺し、殺害した罪に問われている男の裁判で、広島高裁は一審の判決を支持し控訴を棄却しました。
被告の男(52)は2020年8月、広島市南区翠の自宅で就寝中だった母親(当時89歳)の胸などを包丁で多数回刺し殺害した罪に問われています。
一審では懲役7年の実刑判決を受け、控訴していました。
27日の裁判で、広島高裁は「犯行当時の被告人に妄想や幻覚の症状があったとは認められない」「心神喪失の状態ではなく心神耗弱の状態だったと認定した一審の判決に誤りはない」などとして一審の判決を支持し控訴を棄却しました。