高校生が「原爆の絵」被爆者の体験を作品に 広島

広島

被爆者の体験談をもとに広島市の高校生が描いた「原爆の絵」16作品がお披露目されました。

作品に描かれている、原爆によって覆った傷を痛々しく表現した作品や、火葬される遺体の山と淡々と焼く作業をする人。

原爆資料館は17年前から若い世代へ被爆体験を伝えようと毎年、基町高校と一緒に絵の制作に取り組んでいます。

生徒16人が7人の被爆者から聞き取りした被爆体験を、約8カ月かけて作品に完成させました。

5歳の時に被爆 石橋紀久子さん「とても感動したけど悲しい絵です。1人でも多くの人に見ていただいて被爆の惨状を知ってほしいです」

基町高校3年 宮浦悠莉さん「(石橋さんの)当時の記憶と悲しみを私の絵を通して伝えられたらなと」

完成作品は7月6日の文化祭で一般公開されます。