海上自衛隊の自衛官候補生が正当な理由なく欠勤を続けたとして懲戒免職処分になりました。
「部隊にいることが苦痛」などと書かれた置き手紙があったということです。
海上自衛隊呉地方総監部によりますと、呉教育隊に所属する男性自衛官候補生(22)は、1月、「部隊にいることが苦痛」などと書かれた置き手紙を残して姿を消しました。
その後、実家に帰省したことがわかり、説得をしましたが応じませんでした。
呉地方総監部は28日、正当な理由なく20日以上欠勤したとして候補生を懲戒免職処分にしました。
候補生は「入隊前に勤務していた職場が自分には合っていると思い退職を決意したが、手続きが終わるまで部隊にいることが苦痛になった」「安易な考えで逃げてしまったが免職は覚悟の上です」と話しているということです。
呉教育隊はいじめやハラスメントの事実はなかったとしたうえで、「心情把握を徹底し再発防止に努める」としています。