土砂災害などに警戒を 県内10市町に(警戒レベル4)避難指示 広島

広島防災・災害

1日の県内は未明からの雨の影響で各地に警戒レベル4の避難指示が発表されるなど引き続き警戒が必要です。

立川直樹記者「午前3時半です。30分前から急激に雨が強くなり激しい雨が降り続いています」

県内では廿日市市津田で1時間に52.5mmの雨量を記録したほか、広島市中区や三原市などでも激しい雨を観測しました。

若森明日香記者「原爆資料館近くの元安川ですが大雨の影響でしょうか濁った水が普段より増して流れています」

廿日市市津田と北広島町都志見では降り始めからの雨量が100mmを超えています。

太田朱香記者「広島駅JR改札前に来ています。改札は塞がれていて駅員に案内を聞いている人が見られます」

JR在来線は県内の全線で始発から一時運転を見合わせ、広島駅には再開や迎えなどを待つ人の姿がみられました。

客「いつもなら乗っているはずだったけど、乗っていないので遅刻する」「始発から乗ろうと思って来たが、動いていないので会社の指示待ち」

JR西日本は福塩線の福山・府中間を午後1時すぎに、このほかの路線も一部を除き早ければ午後以降に再開する予定です。

土砂災害の危険が高まっているとして、県と気象台が広島市や廿日市市、熊野町など7つの市町に発表していた警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報は午前11時前に解除されましたが、広島市や呉市、廿日市市、府中町など10の市町には警戒レベル4の避難指示が出ています。

湯崎英彦知事「非常に多くの雨が降っているので、ちょっとしたきっかけで土砂災害につながることがある。非常に大きな危険が迫っていると認識してみなさんで声をかけあって避難をお願いします」

気象台によりますとこの後も2日にかけて激しい雨となるおそれがあり、24時間に降る雨の量は多いところで150mmとなる予報です。

引き続き土砂災害や低い土地の浸水に厳重な警戒が必要です。