広島県海田町で起こった強盗致死事件の裁判で、被告の女(44)が「被害者の男性が亡くなったか半信半疑だった」と証言しました。
被告の女は2022年、海田町で被告の男と共謀し、当時71歳だった男性を脅迫するなどして現金を奪い取ったうえ死亡させ、遺体を遺棄した罪に問われています。
1日の裁判では被告人質問が行われ、「冷たくなっていると聞いた時、被害者が亡くなったと考えなかったのか」という検察官の質問に対し、女は「亡くなったか半信半疑だった。冷たくなったのは低体温症になっているのではとも考えた」「被害者を亡くなったことにして、男性陣がお金を持ち逃げしようとしているのかもと考えた」と主張しました。
また、「共謀もしていないのに罪に問われ、私の人生むちゃくちゃになりました」と感情を露わにしました。
判決は11日に言い渡される予定です。