来年春の開業を目指して着々と工事が進む広島駅南口。増加する労働災害を防ごうと、労働局長らが建設現場をパトロールしました。
JR線とのスムーズな乗り換えや、紙屋町・八丁堀方面への所要時間短縮などを目的に新しい駅ビルの2階に乗り入れる路面電車。
矢田息吹記者「この橋梁は下の空いたスペースに降ろされ、私が今立っているこの高さまでの坂道になるということです」
高架工事は着々と進み、現在の進ちょく率は約55%だといいます。
広電広島駅JV工事事務所中垣真一所長「これからホーム部分につなぐ橋を架けていく。年内にはつながった橋(全体)が見えてくる」
一方、心配されるのは「労働災害」です。
去年、広島県内で労働災害により死亡した人は5人と、前の年と比べて2人減少しましたが、墜落や転落でけがをした人などは増加しています。
4日は工事現場で安全管理が適切に行われているかを確認しようと、広島労働局長らがパトロールを行いました。
広島労働局釜石局長「転倒災害はどんどん増えているのでいかに減少に転じさせられるか。組織的に計画的に取り組んで災害を減らしていこうと」
これからの時期ますます厳しさを増す暑さ。
こまめな水分補給や風通しのいい服を着るなど、熱中症への対策も呼びかけました。