6年前、県内の被災地で活動したスーパーボランティア尾畠春夫さん。追悼集会が開かれた坂町の小屋浦小学校を訪問しました。
尾畠春夫さん「10分後に地震が来て車もひっくり返ったり川もばーと増えてここに来るかもしれん」
スーパーボランティアとして知られる尾畠春夫さん。西日本豪雨で県内各地が被災した6年前には呉市天応地区で土砂の撤去などに取り組みました。
防災や命の大切さについて話す尾畠さんに児童たちは次々に手を挙げて質問しました。
児童「尾畠さんは防災についてどんな準備をしていますか」
尾畠春夫さん「一番は食べ物と飲み物です。私は今この世に生かされてると思ってください。生きてるじゃなくて生かされてる」
児童「(避難するときに)これだけで十分だと思っているけど、尾畠さんの話を聞いていっぱいないとだめだなと思った」「自分で考えて行動するというところが心に残りました」
関連死を含め21人が犠牲になった坂町。児童66人が水害碑の設置された公園で黙とうを捧げました。
小屋浦小学校で披露された災害についての紙芝居。今年の春、卒業した先輩たちが作ったものを5年生が語り部として引き継ぎました。
これからも早めに避難することの大切さなどを伝えていきたいということです。