アメリカ・シアトルの平和公園で、広島で被爆して亡くなった少女、佐々木禎子さんをモデルにした銅像が盗まれました。
アメリカメディアによりますと、ワシントン州シアトルの平和公園に設置された銅像「サダコ像」が、足首の部分を残してなくなっていることが12日に判明しました。
警察は、何者かが切断して持ち去った可能性があるとして、窃盗などの疑いで調べています。価格が上昇している銅を狙った犯行の可能性が指摘されています。
サダコ像は、広島で被爆し、その後12歳で亡くなった佐々木禎子さんが折り鶴を掲げる姿をイメージした銅像で、1990年に設置されました。
およそ20年前にも何者かによって右腕を切断され修復されました。
この平和公園には毎年多くの人が訪れ、折り鶴を銅像に捧げているということです。