広島で働くリアルを伝えようと企画された湯崎知事と若手社会人の座談会。県内外の大学生などをターゲットにユーチューブで配信されましたが、これには
県の人口流出問題と深い関係があります。
広島県の去年の転出超過数は1万1409人で、都道府県別では3年連続で最多に。
人口流出が喫緊の課題となる中、県が去年導入したのが就活サポーター制度です。
県内で働く若手社員をサポーターに任命し、SNSなどで広島の良さをPRしています。
入社2年目のサポーター松浦さんは知事にモノ申したいことがあるそうで…。
アマノ 入社2年目 松浦莉子さん(23)「きょうは広島のここがちょっと足りないなというところを伝えて改善していただければ…」
ライブ好きの友達が多い松浦さん。ライブの「広島飛ばし」を解消し、若者が集う娯楽の充実を求めるべくいざ!知事に直談判です。
アマノ 入社2年目 松浦莉子さん(23)「バンドのライブとかアイドルのコンサートが飛ばされがちという点が少し残念だと思うんですけどちょっと何とかならないですかね…?」
湯崎英彦知事「(コンサートなどもできる)ドラフラのアリーナがいずれできると思うんですが、これから新しいことが生まれてくると思う。ただやっぱり福岡行ってアイドル見に行くのも楽しいですよ」
今後の進展を期待させつつも他県で楽しむのも“1つの手”という回答…。
終了後、松浦さんを直撃しました。
松浦さん「広島県で(ライブが)ないから県外に出るという選択肢になる、その道中とか他県で楽しめるというのは知事が言った通りいいことだなって思っ
たので逆にやられました。(広島は)自然と都市の両方の魅力が楽しめるという点で仕事もプライベートも充実できる環境なのかなと思います」
湯崎知事「特に今若い人が県外に流出して行くという課題がある中で、やっぱりよく考えると(広島で働くのも)いいかもなという風に思ってもらえるとうれしいなと思いました」
県は今後も県内若手社員と大学生の交流やSNS発信などを通じ、広島で働く魅力を伝えていくということです。