庄原市の米を作らなくなった水田に妊娠した牛が放牧されています。
庄原市実留町の下谷営農集団組合が管理する水田では、三次市三良坂町の農家で飼育されている雌牛3頭が放牧されています。
組合では米を作らなくなった水田で育てている牧草を5年前までは刈って配達していましたが、飼育農家の省力化につながることなどから放牧に取り組むようになりました。
飼育農家・村本昭二さん(三次市三良坂町)「元気で次の世代の子牛の種がついてくれたら良い」
放牧により牛が丈夫に育つほかシカやイノシシといった害獣が近づきにくくなるということです。
3頭は8月末までこの牧草地で過ごす予定で、順調にいけば12月ごろには出産を迎えます。