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安芸高田市で議会が増額修正した広報誌の発行予算を巡り、石丸前市長が知事に議決の取り消しを求めた問題で、湯崎知事は市の申し立てを棄却しました。

石丸前市長は議会広報誌について「答弁の要約が虚偽を含み不正確」などと主張し、今年度当初予算案に発行経費を計上しませんでした。

しかし、議会側が発行経費を追加した修正案を可決。審議のやり直しを求められた再議でも可決したため市は「予算提出権の侵害」として知事に議決の取り消しを求める審査を申し立てていました。

湯崎知事は修正の内容や規模を挙げた上で「財政運営上、直ちに明らかな支障となる事情は認められない」などとして２２日付で申し立てを棄却したということです。

これを受け安芸高田市は藤本新市長と協議の結果「知事の裁定を受け入れる」としています。