生後まもない新生児に行う検査で難病が判明した男児の移植手術が成功しました。県内で初めての事例です。
1歳10カ月の男児は生後まもなく新生児におこなう血液検査で「重症複合免疫不全症」と診断され、去年11月に移植手術を行いました。
免疫機能が極端に下がり重症な感染症を起こしてしまう難病で、5万人に一人が発症すると言われています。
2022年に早期治療が重要となる難病として新生児の血液検査に加えられ、見つかったのは県内初だということです。
広島大学病院小児科 岡田 賢教授「(検査で早期発見することで)移植手術の成功率は9割くらいに上がる。助かる命ということでできるだけ多くのお子さんにスクリーニング検査を受けてもらいたい」
男児は症状は安定しているとして3日に退院する予定です。