6日行われた平和記念式典。実は今年は去年までと変わった点が2つあるんです。それが「熱中症対策の強化」と「入場規制の拡大」です。
一体どのように行われたのでしょうか?
照りつける朝の日差しのなか行われた平和記念式典。今年、初めて設営されたのは中央参道や東側の日よけの幕です。年々厳しくなる暑さを受け熱中症対策の強化のため設けられました。
1945年 8月6日。午前8時ごろの気温は26.7℃だったそうです。79年が経ち、今年の8月6日の午前中の最高気温は34.5℃でした。
去年まで一部だった平和公園への入場規制は今年、その全域に広がりました。
午前4時ごろ、規制が始まる前から原爆ドーム周辺は物々しい雰囲気に包まれていました。
「誰のための式典なんじゃ!言うてみろや!」
市民団体は5日午後10時から原爆ドーム前に居座る事態となりました。
市民団体「毎年ここで集会やってるだろ!なんで今年は規制なんだよ!答えろよ!」
広島市職員「慰霊をする方々への配慮をお願いします」「式典区域です」「公園条例に基づいて退去を命令します」
市と警察が協力して公園の外へ出るよう繰り返し求めましたが…
機動隊「公園内から退去しなさい」
応じることはありませんでした。
市は「入場規制について理解と協力を得られず大変残念。今後代表者に対し条例に基づき5万円の過料を科す予定」とコメントしています。