【広島】77人が犠牲になった土砂災害から間もなく10年 被災地で慰霊祭

広島

77人が犠牲となった広島市北部で発生した土砂災害からまもなく10年となります。
18日、被災地では慰霊祭が行われました。

2014年8月20日、広島市の安佐南区や安佐北区の住宅地などで土砂災害が発生し、災害関連死を含め77人が犠牲になりました。

被災地の一つ、25人が犠牲になった安佐南区八木地区の県営緑丘住宅では、慰霊祭が行われ遺族など約100人が参列し慰霊碑に献花し犠牲者の冥福を祈りました。

■広島市 松井市長
「あの豪雨災害から10年の月日が経過しましたが、災害でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。」

災害当時に被災地の小原山町内会長だった川地勇さんは
「苦い経験を後世に伝えて、なんとかこの意識を引き継ぐ人を育てて、関心を持つ人を育てて、引き継いでいってほしい」
と話し
慰霊碑建立委員会・村岡平吉会長も
「被害を教訓にして、防災に力をいれるべき」
と10年目の思いを口にしました。

20日には、被災地各地で献花台が設けられるなど追悼の行事が予定されています。