台風10号 県内への影響は? 29日夜~30日未明に最接近か 広島

広島防災・災害

台風10号は29日夜から30日未明にかけて県内に最接近する見込みです。農家や新幹線などへの影響とは?

気象庁 立原秀一主任予報官「台風は非常に強い勢力で接近するおそれがあります。台風に対する危機感警戒感を高めてください」

県内では29日から30日ごろにかけて大荒れとなるおそれがある台風10号。

接近に備え三次市の観光農園ではビニールハウスの点検作業を行いました。

平田観光農園 平田 真一社長「台風で農業用ビニールハウスのビニールを破ってしまうことがよくあって、ビニールの値段も昔の倍以上になっているので」

一部のビニールは27日の朝に取り外す予定だといいます。また今が旬の果物の収穫も前倒しにして万全の対策をとります。

平田 真一社長「ナシをできるかぎり台風の前に今おいしくなっているものを収穫して貯蔵するという作業をまず急ぎたい」

影響は交通機関にも広がっています。

JR西日本は28日から30日の間に山陽新幹線で計画運休や長時間の運転見合わせとなる可能性があると発表しました。

利用客「(新幹線のチケットを)キャンセルしました。ホテルの予約もあって早めにしないとキャンセル料かかりますし、予定組みにくいかと思って」

JR西日本は在来線も28日の午後以降運転を取りやめる可能性があるとして、最新の情報を確認してほしいと呼びかけています。