宮島フェリー座礁事故「位置を確認せず」 運輸安全委員会が報告書を公表

広島

3月に起きた宮島での座礁事故の調査報告書が公表されました。

廿日市市の宮島口と宮島を結ぶJR西日本宮島フェリーの「ななうら丸」が3月、不具合のため漂泊していたところ厳島神社の大鳥居近くで座礁しました。

運輸安全委員会が報告書を公開し、船長が強風注意報が発表されているなかで他の船に意識を向けて「ななうら丸」の位置を目視やレーダーで確認せず流されていることに気づかなかったことが事故の原因と指摘しました。

また再発防止策として、会社から今回の海域の侵入を禁止することや、会社全体で船の位置に注意することなど乗組員に周知したとしています。