広島ホームテレビ

全国各地に被害をもたらしている台風１０号ですが、影響を受けた県内の交通機関はほぼ再開しています。

斉藤俊幸記者「きのうは閑散としていた広島駅なんですが、きょうは列車の運行が再開したということでいつもの駅の光景が戻ってきています」

県内のＪＲ在来線は一部区間をのぞき始発から運転を再開していて、見合わせの区間については安全が確認でき次第順次運行を再開するということです。

一方、山陽新幹線は博多から新大阪の間で始発から本数を減らして運転していますが、東海道新幹線との直通運転は終日取りやめとなっています。

鹿児島から「ポルノグラフィティのライブで。めちゃくちゃ安心しました。とりあえず広島に着いて良かった」

東京から「きのうの朝、車で到着しました。あした東京まで新幹線で帰れるか、それが少し心配」

広島市内を走る路線バスや路面電車は全線で始発から通常通り運行しています。

９月１日で６０年の歴史に幕を閉じる「ちゅーピープール」。最後の夏は台風１０号の影響で２９日から３日間の臨時休園となりました。

矢田息吹記者「台風の影響で臨時休業となっていたちゅーピープールでは、再開に向けた準備が進められています」

職員らは強風対策でたたんでいたテントを組み立て直したり、飲食店のブルーシートをはがすなど最後の営業に向けた準備を進めていました。

ちゅーピーパーク　松本剛志常務「最後のあたりで台風になりましたが、最後の営業ができるということで最後の思い出を作っていただければ」

９月１日はあさ９時から開園し、閉園後には来場者との記念撮影などセレモニーが予定されています。

台風一過の宮島では雲が広がっていますが、ところどころ青空も見えています。２９日夕方から運航を見合わせていた宮島へ渡るフェリーは３１日の始発から運航を再開しました。

鹿児島から「夏休み最後の旅行。キャンセルしたホテルをまた取り直して（旅行を）決行しました」

東京から「サンフレッチェ広島の試合を見に来ようとしていたが、中止になるかもしれないと聞いて迷っていた。できる限り来たかったのであまりキャンセルは考えていませんでした」

厳島神社や商店街にはさっそく観光客の姿が戻っていました。島内の宿泊施設に多くのキャンセルがでるなど台風の影響があった宮島ですが日常が戻ってきています。