2日、広島市中区の診療所で塩素のようなものが発生した騒動で、最大28人が入院する見込みだということがわかりました。
警察と消防によりますと午前9時半ごろ、広島市中区の中島土谷クリニックで「薬剤を混ぜてしまい塩素のようなものが発生してしまった」と職員から通報がありました。
現場は透析治療を行う4階で、当初約30人がせき込むなどしていたということです。
運営する医療法人によりますと、この騒動で職員7人と透析患者2人のあわせて9人がのどの痛みなどを訴えて入院、そのほかの透析患者19人が緊急の治療などで入院したということです。
警察は機動隊のNBCテロ対応専門部隊15人を出動させ、4階の現場から液体が入ったとみられるタンクを2つ回収し、中和作業をしています。
消防の調査では塩素が検出されたということで、警察は業務上過失傷害の疑いも視野に現場検証するなどして調べています。