陸上自衛隊の上官からパワーハラスメントを受けたとして防衛技官3人が提訴した裁判が始まりました。
訴状によりますと、海田市駐屯地業務隊に所属する原告3人は、2018年から2022年にかけて上官の科長から怒鳴り散らされるなどのパワハラを受けたとして1人330万円の損害賠償を請求しています。
9日の裁判で原告側は「国は心身の変調など安全配慮義務をおうところ、適切な措置を講じていなかった」などと主張しました。
一方、被告の国と上官は訴えの棄却を求めました。
原告「いろんな場面でフラッシュバックがあって、こんなに体に影響を及ぼしているのはどれだけのパワハラがあったのかという証拠だと自分の中で思っている」
パワハラが原因だとして3人は休職していますが、自衛隊内での調査ではハラスメントと認定されていません。