全国的に広がるコメ品薄…その影響はこんなところにも…
中区にある洋食店「肉のますゐ」お値打ち価格が自慢のランチメニューなどサラリーマンのお財布にも優しく人気のお店ですが・・・
川村凌記者「ランチタイムでにぎわうこちらのお店では、コメの品薄でごはんのおかわり自由が中止となっているそうです」
食欲をかりたてるたっぷりのタレと白米がマッチングする人気メニュー「モウモウ焼」は今月からご飯のおかわりサービスが廃止に・・・
肉のますゐ 河井房光コック「(おかわりサービスは)やりたいけどね・・・ちょっとやっぱり値上げですからね。そういうところが踏み切った感じで」
店では米の在庫が底を尽きつつあり、新米が出る10月中旬ごろまでは違う品種にして対応するといいます。
さらに・・・
川村記者「店内のメニュー表見てみると『令和6年9月改定』と書いてあるメニュー表からも影響が分かります」
米の値上がりで今月からはご飯ものを中心に約50円の値上げに踏み切ることに。苦渋の選択に利用客は…
「ご飯はやっぱりほしいですよね、白ご飯は・・・」「昔までは無料の店多かった気がしますけど、最近追加料金取られる店も多いのでそこはちょっと痛いです。お昼はやっぱり白米食べないと元気が出ない」「しょうがないよなとは思いますけど、無いなら無いなりにとは思っている」
コメの品薄でスーパーにも異変が…
矢田息吹記者「こちらのスーパーでも米の品薄が続いていますが、米以外の売り上げに変化が出ているようです」
フレスタ東原店 植野亮店長「お米がない中、パスタがよく売れています」
安佐南区のスーパーでは乾燥パスタの売り上げが去年より1割増加。売り場の面積を増やして需要に対応しています。
フレスタ東原店 植野亮店長「普段はここまで派手ではないのですが、お客様の視認性を高めるために(広告で)提案しています。量はいつもの2倍発注している」
売り上げが伸びているのはパスタだけではありません。
植野亮店長「広島のソウルフード・お好み焼きも(売り上げが)増えています。予想していなかったが『米がない=お好み焼き』というのが県民の頭にあるのかなと」
また、パックご飯は去年の約1.5倍の売れ行きで、入荷待ちとなっている商品も。さらに、餅やオートミール、シリアルなど米の代わりになるものは軒並み売り上げが伸びています。
買い物客(30代)「そうめんやそばが子どもが好きなので、ローテーションに組み込んで米の消費量を抑えながらつないでいます」
買い物客(50代)「米ないです。ないです。自炊する意欲がなくなってしまった。ごはんがないので「『じゃあ(惣菜)を買って帰ろう』となる」
“令和のコメ騒動”影響はまだ続きそうです。