JR貨物の車両整備データ不正 広島車両所などに立ち入りへ 国交省

広島

JR貨物の車両整備データ不正について、国土交通省は11日午後にも広島車両所などに立ち入り検査を実施するとしています。

JR貨物によりますと、不正行為は貨車などに使用する輪軸を組み立てる作業で、基準値を超える圧力をかけたにもかかわらず、基準値通りにデータを差し替えていたというもので、広島車両所など3カ所で確認されました。

不正は7月に新山口駅で起きた貨物列車の脱線事故を受けた社内調査で発覚し、この車両でも不正が行われていました。

JR貨物は因果関係について「運輸安全委員会において調査している」として回答を差し控えました。

国土交通省は午後にも広島車両所など3カ所に立ち入り検査を実施するとしています。