入札情報を業者に漏らした見返りに現金を受け取ったとして、尾道市の元職員に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
尾道市土木課の元職員の被告の男(52)は当時、建設会社社長に道路工事の入札情報が分かる設計書を渡して落札させ、見返りとして現金6万円を受け取った罪に問われています。
広島地裁は「公務員への信頼を損なう犯行で、自己の利益を優先したことは強く非難されるべき」として高橋被告に懲役2年6カ月、執行猶予4年、追徴金6万円の有罪判決を言い渡しました。
被告に情報の見返りとして現金を渡し落札した罪に問われている当時の社長の被告(58)には懲役1年6カ月執行猶予3年の判決が言い渡されました。