岸田内閣3年間に幕…いざ選挙へ

広島

石破新総理が指名され幕を下ろした岸田政権。その3年間を振り返ります。

岸田前総理「3年間本当に多くの皆さんに支えていただきました。感謝の気持ちでいっぱいです」 

石破新総理選出のため10月1日午前に総辞職した岸田内閣。歴代8位およそ3年の在職日数となりました。

発足当初から50%前後の支持率を維持していた岸田政権ですが、最初の試練は旧統一教会問題。支持率が下がり続け解散命令請求に踏み切ることになります。

一方で、国民からの支持を得たのは「外交」です。

岸田前総理「一歩一歩現実的な歩みを進めていきましょう」

被爆地広島で開催されたG7サミット。各国首脳が平和公園を訪問し、ウクライナのゼレンスキー大統領も参加するなど、世界平和をアピールし内閣支持率も上昇しました。

しかし、退陣の決定打となったのが自民党派閥の裏金事件です。

岸田前総理「政治への信頼を回復するため私自身が先頭に立って、前例や慣習にとらわれることなく改めるべきは改めていく。まずは今自浄作用が求められている自民党が抜本的な手直しをしていかなければならない」

岸田派を解散するなど脱派閥を進め政治不信の払しょくに努めたものの国民の支持は得られず岸田政権は幕を下ろすことになりました。

岸田総理の3年間に広島県政界は…

県議会 中本隆志議長「(岸田政権は裏金事件の)最大の要因だった派閥を
解消した。おごりや怠慢を許さないいいものはいいダメものはダメとはっきりというこれが言える自民党に早くなてもらいたい」

10月1日に新たに就任した石破茂総理は9日にも衆議院を解散し、27日投開票の日程で衆議院総選挙を行う意向を示していて永田町はすでに選挙モードとなっています。