9月、広島市西区で起きた道路の陥没事故。広島市などが2度目の住民説明会を開き、避難勧告が出た世帯に10万円の見舞金を支払うと説明しました。
広島市担当者「地域の皆さま、企業の皆様には大変な不便とご迷惑をおかけしております」
6日に開かれた2回目の説明会には住民らおよそ130人が参加しました。工事の受注業者が補償とは別に1世帯あたり10万円の見舞金を支払うと説明しました。
立ち入りが規制されている半径50m以内の建物27軒では目視による調査が行われ、9軒が「危険」と判定されました。
住民「朝電話があって『あなたが住んでいるところは解体です』と。この言葉をはっきりと聞いたんですよ」
市は傾いている市営住宅など危険と判定された建物を解体するかについては持ち主と個別に相談するとしています。
広島市担当者「(危険度判定調査は)立ち入ることの安全性に関わる情報ですので=解体となる建物ではございません」
陥没現場から半径10mの地点では事故後、さらに最大5cmの地盤沈下が起きていて、住民からは今後の生活に対する不安の声が上がりました。
住民「(半径)10m以内は今なお沈下している。大きなアリ地獄」
市は今後、有識者による委員会を設置し原因究明を急ぐとしています。