異例の超短期決戦となる今回の衆議院選挙。15日公示、27日投開票へ県内でも準備が進むなか異例の事態も起きています。
県の選挙管理委員会の職員が一つずつ確認しているのは「選挙の七つ道具」です。選挙カー用や拡声機につけるものや演説時に必要な旗など選挙運動になくてはならないものです。
「七つ道具」は公示日に候補者へ手渡され、資金力で選挙運動の公平性が失われないよう必ずつけることが義務付けられています。
県選挙管理委員会事務局 末平顕雄事務局長「七つ道具が実際どのように使われているのか見ていただいて、この選挙に十分関心を持っていただいて皆さまの貴重な一票を投じていただければと思います」
一方、準備に異変が起きているものも…
福山市選挙管理委員会 藤原研二事務局長「今回についてはですね、期日前投票が始まっておそらく10月の21日以降にですね、皆様のお手元に順次届くようになろうかと思っております」
11日、新聞の折り込みチラシで届けられたのは投票所の入場券となる「投票のあんない」の到着が遅れるという知らせです。
福山市の選挙管理員会では日程が分かったのが直前となり、印刷が間に合わないなど各自治体で対応に追われています。
福山市選挙管理委員会 藤原研二事務局長「所定の手続きを取っていただければ投票そのものはできますので、はがきの有無に関わらずお越しいただければなというふうに思っております」
県警本部に集まったのは捜査関係のトップや県内の署長などです。県警も選挙違反取締本部を立ち上げ本部長が公職選挙法違反の取り締まり強化を指示しました。
県警 則包卓嗣本部長「県警が一丸となって厳正公平な取り締まりを徹底することにより選挙の公平さを確保するという目的を達成していただくようお願い致します」