2024年のノーベル平和賞の受賞が決まった日本被団協の箕牧智之代表委員が、広島市の平和公園を訪れ、亡くなった被爆者が眠る原爆慰霊碑に報告しました。
箕牧智之代表委員
「私たちは核兵器廃絶を諦めません。」
日本被団協の箕牧代表委員は「核と人類は共存できない」と訴え被団協結成に尽力した森滝市郎さんや、世界中で核廃絶を訴え、3年前に亡くなった坪井直さんら34万人あまりの原爆犠牲者の御霊が眠る慰霊碑に献花しました。
そして手を合わせ、ノーベル平和賞の受賞決定を報告しました。
箕牧智之代表委員
「私たちはあきらめることはできない。1万2千発の核兵器があるのに世界に。これからも世界中の人が協力して核兵器をなくす運動に参加していただきたい。」
「ノーベル平和賞受賞おめでとうございます。」
広島市中区のカフェでは、2つの広島県被団協の理事長や被爆者、そして平和運動を行う若者ら20人が集まり、祝賀会が開かれました。
こちらのカフェでは、毎月6のつく日に被爆者から話を聞く会を開催しており、若い世代に向けた発信も行っています。
県被団協 佐久間邦彦理事長
「若い人たちが実相を伝えるのは難しいので、伝承活動という方向でどんどん世界に向けて話していただきたい。」
参加者は必ず核廃絶を成し遂げるという強い思いを分かち合いました。