“ベテラン”から学ぶ「鑑識伝承塾」 広島

広島

刑事ドラマなどでよく見る「鑑識」。後継者を育成するために長年鑑識に携わってきた指導官が後輩にノウハウを伝授しました。

講師を務めるのは鑑識歴45年の原忠嗣指導官です。若手時代、犯人の足跡を見つけることに苦戦してきたと言います。

参加したのは20代から50代の警察官。顔を地面に近づけライトで照らしながら足跡を探します。

「些細な跡を見つけるのが難しい」

警察によると足跡は現場で主にはじめに行われる作業で、明るさや角度などによって見つけやすさが変わってくるということです。

庄原署 生活安全刑事課 大塚千颯さん「自分が見る角度とかで見える足跡が見えなくなったりとか、足全部が見えるわけではなかったので難しかったです」

原忠嗣指導官「自分の目で見て全てを確認しながら作業を進めていくことが大切だと思います。現場に行った時に自信を持って活動できるようにアドバイスが少しでもできればと思ってやっています」

伝承塾は13年前から開かれていて、今後も後継者育成のため続いていくということです。