広島県警は飲酒運転で事故を起こしたとして出頭したベトナム人について、別のベトナム人の身代わりだった誤認逮捕と明らかにしました。
14日午前0時20分ごろ、事故を起こしてパトカーに追跡された車がJR福山駅南口で街灯などに衝突し、白いTシャツを着た運転手が逃走しました。
約1時間後、現場にベトナム人の男が現れ「酒を飲んでいたので逃げた」と話し、逮捕されました。
しかし、その後の調べで「一緒に飲んでいたベトナム人の男が、勝手に私の車に乗って交通事故を起こした」「男が身代わりを申し出たので、Tシャツを野外で交換した」などと供述し、最初に逮捕された男は身代わりで、誤認逮捕と分かったということです。
県警は18日、別のベトナム人の男を無免許で事故を起こした道路交通法違反の疑いで逮捕しました。
先に逮捕されていたベトナム人の男は、犯人隠避の疑いで逮捕されています。
福山東警察署は「客観証拠による疎明を徹底して再発防止に努めます」としています。