福山市の国宝明王院で、33年ぶりに国の重要文化財に指定されている本尊が公開されました。
観音菩薩が33の姿に変わることにちなみ、33年ぶりに公開されたのは国の重要文化財に指定されている「木造十一面観音立像」です。
全方向の人々を救済するため頭上にある11の顔が四方八方を向いています。
平安時代前期の仏像で、台座部分も含め接ぎ木はせず、1本の神木を削りあげる当時の工法が特徴ということです。
明王院では中国5県の観音菩薩をまつる寺の関係者らおよそ40人が参加する法要が行われました。
仏像は11月1日から4日まで一般公開されます。