広島ホームテレビ

顧客の住宅から約２６００万円を奪ったうえ放火し殺害しようとした疑いで２９歳の男が逮捕されました。当時、男は大手証券会社の営業として夫婦を担当していたことがわかりました。

７月、西区の閑静な住宅街で起きた火事。住宅２階の一部が焼けましたが、この家に住む８０代の夫婦にけがはありませんでした。

ところが…

「（警察は）ただ単に家から出た火ではないと言っていた」

その後の捜査で、火の気がないところから燃えていたことがわかったのです。

山本昂輝記者「男は１人で住宅を訪れ、その２時間後に火事が起きたということです。火事の後、現場を調べたところ２千万円をこえる現金がなくなっていたことがわかりました」

３０日に強盗殺人未遂と放火の疑いで神奈川県の無職の男（２９）が逮捕されました。８０代の夫婦に睡眠作用のある薬物を飲ませて意識がもうろうとした状態にさせたうえ、住宅に火をつけて約２６００万円を奪ったなどの疑いがもたれています。

捜査関係者によりますと容疑者の男は当時、大手証券会社の営業職として働いていて８０代の夫婦は顧客でした。

近所の人「（容疑者が）営業の方と聞いて、家を出入りする人がやられたというのが怖いなと思った」

３人は直前に住宅内で食事をしていて、容疑者の男が隙を見て睡眠作用のある薬物を食事に混入させた可能性があるということです。

容疑者の男は「今は何も話したくありません」と供述しています。警察は単独の計画的な犯行とみて動機などを調べています。