広島市西区で起きた強盗事件に関与したとして書類送検された匿名・流動型犯罪グループの関係者5人について、広島地検は不起訴処分にしました。
18歳から19歳の男性5人は5月、広島市西区庚午中で男性(47)の車を車3台で取り囲み、ほかの5人が男性にけがをさせるのを幇助した疑いで9月30日、書類送検されました。
広島地検は10月22日、18歳から19歳の男性5人について「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」として不起訴処分にしました。
警察によりますと、現場にいた10人のうち18歳から19歳の男性5人を含む7人が広島市を中心に活動する匿名・流動型犯罪グループ「877グループ」の関係者でした。
877グループを巡っては、今年に入って8月までに約20人が窃盗や傷害などの疑いで検挙されていて、9月17日にはグループ内の7つのチームから解散届が提出されています。