台風21号から変わった温帯低気圧や前線の影響で県内ではきのうから断続的に雨が降り続き影響が広がっています。
広島地方気象台によりますと24時間の雨量は廿日市市津田で237ミリ、広島市中区で223ミリを観測していて、県内各地点で11月として最も多い降水量を観測しています。
消防によると安佐南区では午前7時すぎに太田川へ船の様子を見に行った高齢男性の行方が分かっておらず、午前8時ごろに「太田川に人が流されているのではないか」と消防へ通報もあり捜索が行われています。
雨の影響により山陽道西条IC付近で土砂が道路上に流れ出ていて、上下線ともに通行止めとなっています。
JR西日本によりますと芸備線では始発からそれ以外の全線で午前8時から運転を取りやめています。また山陽新幹線でも広島駅から博多駅間で運転を見合わせていましたが午前11時45分に再開しています。
これまでの雨で県内各地で土砂災害警戒情報や避難指示が出されています。
気象台は2日の昼過ぎまで土砂災害や河川の増水に警戒を呼び掛けています。